①ATフルードやCVTフルードが劣化したまま放置すると「ギアの滑り」を招く恐れがある!
②ATフルードやCVTフルードの劣化は走行性能や燃費性能にも悪影響を及ぼし、さまざまなトラブルの要因にもなりかねない!
③ギアの滑りを感じてからでは遅い!ATフルードやCVTフルードを定期交換することで重大な故障を未然に防ぐことが大事!
(引用元:カープレミアサイト 滑る感じがする 原因を解決する方法)
運転中にAT車のトランスミッションのギアが滑る感じがするのは、ATフルードやCVTフルードの不具合に原因があります。
ATフルードは、ステップ式AT(トルクコンバーターと自動変速機で構成されたAT)に使用されるトランスミッション内の各ギアを潤滑し、トルクコンバーターや油圧バルブの作動に用いる油のことです。
ステップ式ATは、広く普及したATでエンジンからの出力をトルクコンバーターで受け止め、複数のプラネタリーギア(遊星歯車)を組み合わせることで変速比を設定し、段階的にギア比を替えながら変速する自動有段変速機のことを指します。
CVTフルードは、CVTに使用されるトランスミッションの潤滑と作動に用いる油のことです。
CVTとは、向かい合ったプーリーを金属ベルトで連結し、ベルトの嵌る溝の位置を変化させることで変速比を無段階に変えることができるATのことです。
(引用元:カープレミアサイト 滑る感じがする 原因を解決する方法)
ステップ式ATが走行中にギアが滑る感じを受けるのは、いくつか原因が考えられますが、ATフルードの経年劣化による機能低下の可能性が最初に疑われます。
長期間、ATフルードを交換しないと、潤滑性能や粘度・温度特性を失うだけでなく、トランスミッション内部にスラッジが溜まって本来の性能を発揮できなくなるばかりか、誤作動を引き起こす恐れがあります。
ATフルードの劣化をそのまま放置していると、伝達効率が落ちて加速不良や燃費悪化を招くだけでなく、内部のギアが磨耗し、その鉄粉がATフルードに混入することで内部のクラッチが破損し、ATの滑りの症状が現れることがあります。
CVTが走行中にアクセルペダルを踏んで加速しようとしてもエンジンの回転は上がるのに十分な加速が得られず、失速する症状のことを「CVTの滑り」といいます。その主な原因はCVTフルードの劣化です。
この症状がさらに悪化すると、アクセルペダルを踏んでもエンジンが空回りする状態になり、上り坂ではまともにクルマが進まなくなります。
また、CVTの滑りが発生すると、CVT内部から「バサバサ」や「ガリガリ」という異音(小型車や軽自動車の場合は「キーン」という唸り音が多いようです)や振動が発生する場合もあります。
長期間CVTフルードを交換しないと、潤滑性能や粘度・温度特性を失うだけでなく、トランスミッション内部にスラッジが溜まって性能低下を引き起こすばかりか、CVT内部のスターティングクラッチ板の表面にスラッジなどの汚れが付着し、これが原因となってジャダー(異常振動)やCVTの滑りとなって症状が現れます。
現在ではATフルードやCVTフルードの無交換を謳う車種もありますが、重大なトラブルを未然に防ぐためにも2〜4万kmごとの交換が推奨されています。
(引用元:カープレミアサイト 滑る感じがする 原因を解決する方法)
整備工場でメーカー指定のCVTフルードに定期的に交換します。
ただし、長期間CVTフルードを交換していない車両は、蓄積したスラッジが流れ出てCVTが故障するリスクなどもあります。
そのため、整備工場で交換をすることがおすすめです。
(引用元:カープレミアサイト CVTフルードの故障の症状・原因・修理内容)
整備工場でメーカー指定のATフルードに定期的に交換します。
ただし、長期間ATフルードを交換していない車両は、蓄積したスラッジが流れ出て回路を詰まらせるリスクもありますので、あえて交換しない方が良いケースもあります。
交換の際には整備工場でアドバイスをもらうことがおすすめです。
(引用元:カープレミアサイト A/Tフルードの故障の症状・原因・修理内容)