①ブレーキの引きずりはブレーキキャリパー、パーキングブレーキワイヤー、ブレーキドラムの不具合が主な原因!
②ブレーキキャリパーに原因がある場合はオーバーホールで修理!
③パーキングブレーキやブレーキドラムの不具合が原因の場合は、調整や内部の清掃で修理ができる!
(引用元:カープレミアサイト 引きずり 原因を解決する方法)
ブレーキが引きずり(固着)を起こすのは、ブレーキキャリパー、ブレーキピストンシール、パーキングブレーキワイヤー、ブレーキドラムの不具合が主な原因です。
乗用車の前後ブレーキに採用例が多いディスクブレーキは、車輪とともに回転するディスクローターに、ブレーキキャリパーの中にあるブレーキピストンがブレーキパッドを押し付けることで摩擦が発生し、制動力を生み出します。
ブレーキキャリパーは、ディスクブレーキに使用されている部品のひとつで、ブレーキペダルを踏むとブレーキフルードを介して油圧がかかり、ブレーキキャリパー内部のブレーキピストンを動かすことで、ブレーキパッドがディスクローターへと押し付けて摩擦を発生させることで制動力を生み出します。
オイルシールは、機械がスムーズに動くように、ふたつの機械部品の間に挟み込まれるゴム製のパーツです。
ブレーキピストンオイルシールはブレーキピストンの外周に装着されたオイルシールで、ブレーキフルードの液漏れを防ぎ、変形することで押されたブレーキピストンを押し戻します。
ブレーキキャリパーには、ブレーキピストンの外周に取り付け、ブレーキフルードが隙間から漏れ出さないようにするとともに、変形することでブレーキピストンを押し戻す役割が与えられたピストンシールと、キャリパー内にゴミや水が入らないようにピストンシール外側につけるダストシール、スライドピンにゴミや水が入らない用にするピンブーツが備わります。
パーキングブレーキワイヤーは、ブレーキレバーやパーキングブレーキペダルと後輪のブレーキを繋ぐワイヤーのことで、その張力でブレーキパッドもしくはブレーキシューを締め付けて制動力を発生させます。
小型車や商用車のリアブレーキに採用例が多いドラムブレーキは、車輪とともに回転するブレーキドラムに摩擦材(ブレーキライニング)を張ったブレーキシューを内側から外側へと押し付けることで摩擦が発生し、制動力を生み出します。
ブレーキドラムは、ドラムブレーキの内部装置を収めた円筒形のパーツで、ディスクブレーキのディスクローターに当たるパーツです。
(引用元:カープレミアサイト 引きずり 原因を解決する方法)
ブレーキキャリパーの不具合は、ブレーキピストンの腐食やブレーキピストンシールの劣化によって、ブレーキピストンの動きが悪くなることが原因です。
ブレーキピストンが押し出されたまま元に戻らなくなり、常にブレーキパッドがディスクローターに押し付けられたままになると引きずりを起こします。
修理方法はブレーキキャリパーをオーバーホールし、ブレーキピストンの清掃(必要に応じて交換することもあります)とブレーキピストンシールを新品に交換します。
パーキングブレーキワイヤーの不具合は、緩んだワイヤーの張りを調整することで修理できることが多いようですが、ワイヤーが経年劣化で伸びてしまったり、錆が酷い場合にはワイヤーを新品に交換します。
ドラムブレーキはブレーキドラムとブレーキシューの隙間を自動調整する仕組みとなっているのですが、ドラム内部の摺動部分に錆や汚れがあると調整機能が働かなくなります。
その場合はブレーキドラムを外して、内部を清掃し、摺動部分をグリスアップすることで機能が回復します。
(引用元:カープレミアサイト 引きずり 原因を解決する方法)
パーキングブレーキワイヤーの不具合は、ワイヤーを巻き直しなどの調整で問題は解決するのが一般的ですが、著しく腐食して正常に動作ができなくなったり、使用中に切れてしまった場合には整備工場にして新品に交換してもらう必要があります。
(引用元:カープレミアサイト パーキングブレーキワイヤの故障の症状・原因・修理内容)