①アドブルーの消費量は通常1L/1000km!
②アドブルーの異常な消費はアドブルーポンプの故障が原因!
③アドブルーポンプの故障は新品ポンプへの交換で対応!
(引用元:カープレミアサイト アドブルーの減りが早い 原因を解決する方法)
クリーンディーゼル車に使用されるアドブルー(AdBlue)の減りが早い原因は、尿素SCR(選択還元型NOxシステム)に採用されるアドブルーポンプの不具合が原因です。
アドブルーとは、ディーゼルエンジンが排出するNOx(窒素酸化物)を水と窒素に化学分解して無害化するための純度の高い尿素水のことです。
アドブルーは燃料と同じく走行距離が伸びるごとに徐々に減って行き、車種や走行状況によっても異なりますが、おおよそ1,000km走ると1L減ります。
アドブルータンクの容量は、Cセグメント乗用車(ミドルクラス・ハッチバック)の『プジョー 308』で17L、Dセグメント(アッパーミドルクラス)『メルセデス・ベンツ C220d』で24.5L、ラージサイズSUVの『トヨタ ランドクルーザー プラド』で12L、商用バンの『トヨタ ハイエース』で7.5Lなどと、車種によってもまちまちですが、乗用車に備わるアドブルータンクの容量はおおよそ7〜30Lになります。
走行中にアドブルーがなくなっても急にエンジンが停止するようなことはありませんが、1度エンジンを切ると再始動ができなくなるので注意が必要です。
(引用元:カープレミアサイト アドブルーの減りが早い 原因を解決する方法)
尿素SCRシステムはエキゾーストマニホールドからマフラーの間に装着され、ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)より後ろに備わります。
アドブルータンクからアドブルーポンプによって汲み上げられたアドブルーは、コンピューター制御で適切な噴射コントロールを行う尿素水噴射インジェクターによって排気ガスに吹き付けられ、尿素がNOxと反応するSCR触媒を通り、アンモニアスリップ触媒で水と窒素に還元してマフラーから排出されます。
アドブルーポンプが不調になるとポンプが回りっぱなしになってアドブルーを必要以上に消費したり、ポンプが動かなくなって排気ガスが浄化されないまま素通しで排出されたりします。
アドブルーポンプの不具合は、新品のポンプの交換で対応することになります。
修理費用は車種によっても異なりますが、部品代と工賃を合わせて、おおよそ10〜20万円になります。
(引用元:カープレミアサイト アドブルーの減りが早い 原因を解決する方法)
アドブルーポンプの修理は、部品交換または本体一式の交換となります。
アドブルーポンプの修理をするときは、コンピューター診断機でエラーを確認し、尿素水の圧力が正常ではない場合に部品交換となります。
また、車によっては、アドブルータンクやポンプなどが一体となっているケースもあることから、本体一式の交換になることもあります。
(引用元:カープレミアサイト アドブルーポンプの故障の症状・原因・修理内容)