①CVTからの異常振動(ジャダー)は、CVT部のスタートクラッチの不具合が原因!
CVTフルード対応の添加剤を注入で症状が改善されることがあるが、ステッピングモーターと回転センサーの故障は新品パーツへの交換で修理を行う!
②CTV部のステッピングモーターと回転センサーの故障で振動や変速不良を起こした場合は、故障したパーツを新品に交換!
③トルコン式ATのトルクコンバーターが原因で振動や変速不良を濾すことがあり、その場合はトルクコンバーターの本体(ASSY)交換!
④MTが振動と変速不良を起こす原因はクラッチ!クラッチを新品に交換すれば症状は収まる!
(引用元:カープレミアサイト 振動と変速不良 原因を解決する方法)
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走行中にクルマが振動と変速不良を起こした場合には、CVT、トルコン式ATのトルクコンバーター、MTのクラッチの不具合が疑われます。
CVTとは、MTやトルコン式AT(トルクコンバーターと自動変速機で構成されたAT)とは異なり、ギア(歯車)の代わりに金属ベルトで連結させたふたつのプーリーの直径を変化させることで駆動力の減速比を変えるATのことです。
最近の軽自動車、コンパクトカー、ミニバンなどに採用されています。
CVTからの振動は「ジャダー」と呼ばれる現象で、発進時や加速時、減速時に出やすく、アクセルペダルを踏み込むと「ガガガガッ」という振動が出ます。
CVTの変速不良はCVTユニットに組み込まれているステッピングモーターの不具合が原因となります。
ステッピングモーターとは、CVTの金属ベルトの位置決めを行うモーターで、トランスミッションECUからの信号を受けて変速の制御を行います。
トルコン式ATとは、エンジンからの出力を流体クラッチのトルクコンバーターで受け止めて、プラネタリーギア(遊星歯車)の選択を組み合わせることで、段階的にギア比を替えて行く自動有段変速機のことです。
トルコン式ATからの振動はトルクコンバーターの不具合が主な原因です。
MT車の振動や変速不良の主な原因はクラッチ(クラッチカバー・クラッチディスク・レリーズベアリングで構成)の不具合です。
クラッチを構成するパーツのうちクラッチベアリングが摩耗限界を迎えると「ゴォー」や「ゴロゴロ」という異音を放つとともに、振動を発生させるようになります。
また、クラッチカバーに不具合が発生するとクラッチを切ったときに振動を発生させるほか、変速不良を起こすことがあります。
(引用元:カープレミアサイト 振動と変速不良 原因を解決する方法)
CVTからの振動は、CVTフルード交換時にCVT対応のオイル添加剤を注入することで改善することがあります。
添加剤を使用しても症状が改善されない場合は、スタートクラッチの交換が必要になることもあります。
CVTからの振動の予防策は、2〜3万kmごとの定期的なCVTフルードの交換です。
長期間CVTフルードを交換しないと、潤滑性能や粘度・温度特性を失うだけでなく、スタートクラッチ板表面にスラッジやグリス汚れが付着して、振動を発生させる原因となります。
ステッピングモーターの故障は、モーター本体や回転センサーを本体(ASSY=アッセンブリー:複数のパーツが一式組み上がった状態で交換するパーツ)交換する必要があります。
トルクコンバーターが原因となって振動や変速不良を起こすことはあまりありませんが、メーカー指定のATフルードの交換サイクルや指定粘度を守らなかったり、フルードの交換時にゴミなどの異物が混入したりすると、変速ショックや振動が出ることがあります。
トルクコンバーターが故障した場合は、整備工場にて本体(ASSY)交換を行う必要があります。
MTのクラッチが原因で振動や変速不良が発生した場合は、クラッチが使用限界を迎えたというサインでもあり、クラッチカバー・クラッチディスク・レリーズベアリングを一緒に交換する必要があります。
(引用元:カープレミアサイト 振動と変速不良 原因を解決する方法)
スターティングクラッチのディスク表面の汚れやCVTフルードの劣化は、新品のCVTフルードに交換し、CVT対応のオイル添加剤を注入することで症状が改善するケースがあります。
しかし、CVTはデリケートかつ精密な機器であるため、分解修理ができる工場は非常に少なく、CVTを分解して整備士が原因を特定しても、修理費用は高額になり、修理にも時間がかかります。
そのため上に挙げた整備で不具合が解消しない異音や滑り、作動不良のトラブルはCVT本体のASSY交換となります。
(引用元:カープレミアサイト CVT本体(一式)の故障の症状・原因・修理内容)